MOX燃料の再処理技術 2030年代後半に確立目指す 経済産業省

原子力発電所で一度使った核燃料から取り出したプルトニウムで作る「MOX燃料」と呼ばれる特殊な核燃料について、経済産業省は、再処理して再び利用する技術を2030年代後半をめどに確立することを目指すとし、電力各社に協力を求めました。

国が進める核燃料サイクル政策では、原発で一度使った核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、それをMOX燃料という特殊な核燃料に加工して原発で使っています。

政策ではこのMOX燃料も使い終わったら、再び再処理してプルトニウムを取り出し活用する計画ですが、MOX燃料を再処理する工場はまだ構想段階です。

このため、使い終わったMOX燃料がすでに出始めている四国電力の伊方原発と関西電力の高浜原発、九州電力の玄海原発では構内で保管されたままです。

これについて電力各社のトップらが参加した25日の会合で経済産業省は、使い終わったMOX燃料を再処理する技術を2030年代後半をめどに確立することを目指すとし、電力各社に研究開発への協力を求めました。

また、現在、MOX燃料を使っている原発が4基にとどまっていることから、会合の中で梶山経済産業大臣は「新たに推進する自治体向けの支援を検討する」と述べました。