エッフェル塔 燃料電池の発電設備を利用しライトアップ

脱炭素社会の実現に向けて期待されるエネルギー「水素」を利用した技術の展示会がフランスのパリで開かれ、水素と酸素を反応させて発電する燃料電池を利用してエッフェル塔を色鮮やかにライトアップしました。

パリのエッフェル塔のそばにある公園で開かれている展示会は、燃料電池を搭載したボートの開発に取り組むフランスの団体「エナジー・オブザーバー」が主催し、燃料電池を利用する自転車やバス、乗用車などが紹介されています。

25日夜には、トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」に搭載されているのと同じ燃料電池を利用する発電設備を使って、エッフェル塔をライトアップしました。

発電設備は、最大出力がおよそ100キロワットで発電の際に排出するのは水蒸気だけで、エッフェル塔を青色や緑色などの光で照らし、「水素のパリ」というメッセージを表示していました。

トヨタモーターヨーロッパのマット・ハリソンCEOは「水素の技術の活用は劇的に増えている。産業界では誰もが温室効果ガスの削減に取り組んでいるので今後、多くのチャンスがある」と話していました。

水素をめぐってはフランス政府が2030年までに日本円で9000億円規模の投資を行う方針を示すなど各国で技術開発を加速させる動きが広がっています。