京都 聖火リレー 1日目 亀岡市のスタジアムで77人が聖火つなぐ

東京オリンピックの聖火リレーは25日から京都府で2日間の日程で始まりました。新型コロナの感染拡大を受けて公道でのリレーは中止され、亀岡市のスタジアムで観客を入れずに行われました。

京都府の聖火リレーは、当初は府内の16の市と町の合わせて34キロのルートをランナーが走る予定でしたが、新型コロナの感染拡大のため公道でのリレーは中止されました。

代わりに亀岡市の「府立京都スタジアム」で1人、50メートルを走る形に変更され、ランナーの家族などを除いて観客は入れずに行われました。

リレーは25日午後3時に始まり、第1走者は、レスリング女子の世界選手権で4回、優勝を果たした正田絢子さん(39)でした。正田さんはトーチを掲げてゆっくりと走り、次のランナーに聖火を引き継ぎました。

このあと、幼少の頃から水泳を続けてきたというダウン症の男性や、ウエイトリフティングでパリオリンピックを目指す女子高校生、それに、前回の東京オリンピックでも聖火リレーを走った男性などが次々と聖火をつなぎました。

また、京都市出身でラグビー日本代表の田中史朗選手も走り、次のランナーと一緒になって聖火を移す「トーチキス」のポーズをとっていました。

そして、午後6時すぎに77人目の最終ランナーが聖火を受け取り、聖火皿に火がともされました。

京都府での聖火リレーは、26日も亀岡市の会場で行われます。