緊急事態宣言「解除難しい 6月20日が目安」愛知 大村知事

愛知県の大村知事は、県内に出されている緊急事態宣言について、今月31日の期限での解除は難しいという認識を改めて示したうえで、延長する際の期限は、沖縄県と同じ6月20日までが目安になるという考えを示しました。

愛知県の大村知事は25日の記者会見で、新型コロナウイルスに感染して県内の医療機関に入院している患者の数が24日夜の時点で1044人と、過去最多だった前の日よりさらに16人増えたことを明らかにしました。

そのうえで、愛知県内に出されている緊急事態宣言について「現状では、期限の今月31日で一区切りにして解除するのは難しいと思う」と述べました。

そして、宣言を延長する際の期限について「国が決めることだが、沖縄県の期限にそろえるのが素直ではないか。来月20日というのが一つの目安になるのではないか」と述べました。

さらに大村知事は、県内の市町村に対して、新型コロナウイルスのワクチン接種の会場で予約のキャンセルなどが発生した場合、医療従事者などに加えて、高齢者施設や保育施設の職員などに接種し、ワクチンを有効に活用するよう求める考えを示しました。