京都府 緊急事態宣言の再延長 要請の方向 あす決定へ

今月31日が期限の緊急事態宣言について、京都府の西脇知事は、医療提供体制が大きくは改善していないことから、再延長を政府に要請する方向で最終調整を進めていることを明らかにしました。府は26日に対策本部会議を開いて、正式に決定することにしています。

先月25日に京都府などに出された3回目の緊急事態宣言は、今月31日に期限を迎えます。

これについて西脇知事は25日、記者団に対し「きょう、あすの感染状況を見て判断したい。ただ、感染者数は依然として多いと認識しており、宣言の解除に向けては慎重に考えたい」と述べ、大阪や兵庫と足並みをそろえて、宣言の再延長を政府に要請する方向で最終調整を進めていることを明らかにしました。

京都府内の感染者数は減少傾向にあるものの、入院患者向けの病床の使用率はおよそ60%と、医療提供体制は大きくは改善しておらず、府は26日に対策本部会議を開いて方針を正式に決定することにしています。

一方、宣言が再延長となった場合、酒類を提供する飲食店などへの休業要請などの措置を継続するかどうかについては、大阪や兵庫とも調整したうえで、改めて対策本部会議を開いて検討することにしています。