東京都 新型コロナ 542人感染 前週の火曜日より190人減

東京都内では、25日新たに542人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、12日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。都の担当者は、「減少傾向に入っているが、極端には落ちていない。大型連休明けに再び人の流れが増えていることなどを踏まえると、再拡大が懸念される」と分析していて、改めて基本的な対策の徹底を呼びかけています。また、都は、感染が確認された9人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は、25日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて542人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の火曜日より190人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは12日連続です。

また、25日までの7日間平均は611.0人で、前の週の80.7%です。

都の担当者は、「新たな感染確認は減少傾向に入っているが、極端には落ちておらず、第3波のときと比べると落ち方は緩やかだ。大型連休明けに再び人の流れが増えていることに加え、変異ウイルスに置き換わっている状況を踏まえると、再拡大が懸念される」と分析していて、改めて基本的な対策の徹底を呼びかけています。

25日の542人の年代別は、
▼10歳未満が19人、
▼10代が26人、
▼20代が144人、
▼30代が123人、
▼40代が90人、
▼50代が64人、
▼60代が31人、
▼70代が26人、
▼80代が12人、
▼90代が7人です。

542人のうち、およそ64%にあたる347人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▼「家庭内」が107人と最も多く、
▼「職場内」が31人、
▼「施設内」が22人、
▼「会食」が9人などとなっています。
これで都内で感染が確認されたのは15万7667人になりました。

また、都が参考として発表した24日の検査件数は9815件で、24日までの3日間の平均は5782.3件でした。

25日時点で入院している人は24日より80人減って2197人で「現在確保している病床に占める割合」は、39.3%です。

都の基準で集計した25日時点の重症の患者は24日より3人増えて71人で、重症患者用の病床の19.0%を使用しています。

また、都は、感染が確認された50代から80代の男女9人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、50代から70代の男女合わせて4人は、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

これで都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2026人になりました。