石川県 新型コロナ 過去最多101人感染確認 高校でクラスターも

石川県は25日、新型コロナウイルスに感染した1人が死亡し、新たに101人の感染が確認されたと発表しました。
石川県が発表した一日の感染者数としてはこれまでで最も多く、このうち53人はクラスターが発生した「日本航空高校石川」の生徒などだということです。

石川県によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認されていた加賀市の80代の女性が死亡し、新たに101人の感染が確認されました。

石川県内の一日の感染者数としては、これまでで最も多かった今月8日の80人を上回り、過去最多となりました。

このうち53人は輪島市ある「日本航空高校石川」の関係者で、49人は男子生徒、残りの4人は併設されている学校の学生や感染した生徒の同居者だということです。

いずれも症状がないか軽症で、石川県は、金沢市内のホテルに設けた「宿泊療養施設」で受け入れるとしています。

感染した生徒の多くは敷地内にある寮で生活していたということで、この高校に関連する感染者はこれで合わせて62人となり、石川県は生徒などを対象に引き続き検査を行う方針です。

「日本航空高校石川」は24日から臨時休校とし、校舎のほか寮の風呂やトイレなどの共用施設について消毒作業を行ったということです。