新幹線運転士が走行中にトイレ JR東海にリスク管理の検討指示

東海道新幹線の運転士が走行中にトイレに行き運転室を離れていた問題で、赤羽国土交通大臣は、JR東海に対して、運転士が体調不良になった際のリスク管理を具体的に検討し、速やかに報告するよう指示しました。

今月16日、東海道新幹線の36歳の運転士は時速150キロで走行中にトイレに行き、運転室はおよそ3分間、運転免許がない車掌だけの状態になっていました。

JRの社内規程では、走行中に体調が悪くなった場合、輸送司令に連絡して、停車するなどの対応を取ることになっていますが、運転士は連絡せずに離れていたということです。

この問題について、赤羽国土交通大臣は25日の記者会見で「運転資格のない者に運転をゆだねたことは重大な規律違反で、“大丈夫だろう”という緩みが社内にまん延していなかったのかなどを検証するよう指示した」と述べました。

そのうえで、体調不良の際はちゅうちょなく列車を止めることを徹底したうえで、運転室に簡易トイレを置いておくことや、運転免許を持った車掌が乗務している列車を増やすなど、運転士が体調不良になった際のリスク管理の方法について、具体的に検討したうえで速やかに報告するようJR東海に求めたということです。

また、新幹線を運行するほかのJR各社に対しても、検討を指示したいという考えを示しました。