千葉県 聖火リレー計画どおり実施するか 組織委への報告を保留

千葉県は、7月に県内で予定されている東京オリンピックの聖火リレーについて、大会組織委員会から24日までに計画どおりに実施するかどうか最初の報告を求められていましたが「新型コロナウイルスの感染拡大の影響が見通せず、現時点で判断できない」などとして報告を保留したことを明らかにしました。

東京オリンピックの聖火リレーは、千葉県内では7月1日から3日までの3日間、21の市と町を走るルートで行われ、それぞれ1日の終わりには聖火の到着を祝うセレモニーも実施される計画となっています。

新型コロナウイルスの感染拡大で公道でのリレー中止など実施方法を見直す自治体が相次ぐ中、千葉県は24日までに計画どおりに実施するかどうか大会組織委員会から最初の報告が求められていましたが「新型コロナウイルスの感染拡大の影響が見通せず、市や町の意見を聞きながら検討している状況で現時点で判断できない」などとして報告を保留したことを明らかにしました。

千葉県は、大会組織委員会への報告の最終期限となる、聖火リレーの2週間前の来月17日までに最終的な判断を行うとしています。

千葉県開催準備課は「市や町の意見や感染状況を見極めつつ、安全・安心を確保して実施できるのか、慎重に判断していく」と話しています。