京都 来年の祇園祭 山鉾巡行で196年ぶり復活 「鷹山」公開

来年の祇園祭の山鉾巡行で、196年ぶりに復活する「鷹山(たかやま)」の本体に24日、地元の保存会がご神体や懸装品(けそうひん)の一部を取り付け、報道陣に公開しました。

たか狩りをテーマにした「鷹山」は、江戸時代の後期に大雨で懸装品が痛んで巡行に参加できなくなったうえ、幕末の大火で本体も焼失して「休み山」となっていましたが、地元の保存会は3年前から復元を進めています。

来年、196年ぶりに山鉾巡行に参加する予定で、24日は、組み立てた山の本体にご神体や懸装品の一部を取り付け、報道陣に公開しました。

山は、今回、専門家が文献をもとに西陣織で復元する予定の空想上の動物「麒麟(きりん)」の図柄やじゅうたんで覆われ、中には、明治時代に作り直した鷹匠(たかじょう)と犬飼(いぬかい)、樽負(たるおい)の3体のご神体が据えられています。
保存会では今後、ほかの懸装品の製作にあたり、来年の巡行の前にはおよそ7.6メートルの屋根の上に松の木を取り付けるということです。

鷹山保存会の山田純司理事長は「懸装品を実際につけると見栄えがし、復帰に向けて現実味が増しました。疫病退散を祈りながら準備を進めていきます」と話していました。

おととし、鷹山はご神体の代わりに掛け軸をおさめた唐櫃を担いで列に加わりましたが、山鉾巡行は去年に続き、ことしも中止が決まっています。