インドの変異ウイルス 都内初クラスター 同じ場所居住5人感染

東京都内ではインドで見つかった「L452R」の変異があるウイルスに新たに5人が感染していたことが24日、新たに確認されました。
5人は同じ場所に住み、その場所で感染が広がったとみられていて、都は、都内で確認されたこの変異ウイルスの初のクラスターだとしています。

変異ウイルス 新たな感染確認 283人

東京都内では、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスと、インドで見つかった「L452R」の変異があるウイルスの検査で、およそ83%の283人の感染が新たに確認されました。

283人のうち5人は、「L452R」の変異があるウイルスに感染していることが確認されました。
いずれも男性で、30代が1人、40代が4人です。
5人のうち2人は今も入院していますが重症ではなく、残りの3人はすでに療養を終えているということです。5人とも、南アジアから帰国したあとに新型コロナウイルスの感染がわかった人と同じ場所に住む濃厚接触者で、保健所は住んでいる場所で感染が広がったとみています。
このため、都は、都内で確認されたこの変異ウイルスの初のクラスターだとしています。

5人のほかにも、同じ場所に住んでいる10人近くが新型コロナウイルスの陽性判定を受けているということですが、すでに回復したか検体が残っていないため「L452R」の変異があるウイルスに感染しているかどうかは確認できないということです。

これで、都内で「L452R」の変異があるウイルスに感染していることが確認されたのは、あわせて18人になりました。