高橋内閣官房参与 退職 「さざ波」「屁みたいなもの」と投稿

政府は、高橋洋一・内閣官房参与が24日付けで退職したと発表しました。高橋氏は、みずからのツイッターに新型コロナウイルスの国内の感染者数を「さざ波」、緊急事態宣言を「屁みたいなもの」などと投稿したあと改めていて、加藤官房長官は本人から辞職の申し出があったと説明しました。

政府は、嘉悦大学教授で去年10月から菅内閣で経済・財政政策を担当している高橋洋一・内閣官房参与が24日付けで退職したと発表しました。
高橋氏は今月9日、みずからのツイッターに各国の新型コロナウイルスの感染者数のグラフとともに「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿したほか、今月21日にも「日本の緊急事態宣言といっても、欧米から見れば、戒厳令でもなく『屁みたいな』ものでないのかな。『屁みたいな』とは日本の行動制限の弱さとの意味」などと投稿し、その後いずれも内容を改めていました。
加藤官房長官は午後の記者会見で「菅総理大臣に対し『迷惑をかけて申し訳ない』というおわびと内閣官房参与を辞したいという連絡があり、辞職したという経緯だ」と述べ、本人から辞職の申し出があったと説明しました。

そのうえで政権への影響を問われたのに対し「対外的な発信は個人の資格で行われているわけで基本的に内容を含め本人が責任を持って対応することだ」と述べました。

菅首相「『これ以上迷惑をおかけすることはできない』と辞職」

菅総理大臣は東京都内で記者団に対し「本人が『大変申し訳ない訂正をしたい』とおわびを申し上げている。そうした中で『これ以上、ご迷惑をおかけすることはできない』ということで辞職した。大変反省をしていた」と述べました。

そのうえで記者団が「直接、退職すると聞いたのか」と質問したのに対し「みずから辞職するということであった。不適切な発言ということを本人が取り消し謝罪をしているので、そういう中で『責任を感じ』ということであった」と述べました。

立民 枝野代表「菅首相の見識問われると厳しく指摘したい」

立憲民主党の枝野代表は党の役員会で「辞めたから済むという話ではない。菅政権は高橋氏をわざわざ内閣官房参与という立場につけて長期にわたってアドバイザーとして頼りにしてきた。とんでもない人にアドバイザーになってもらっていたわけであり菅総理大臣の見識が問われると厳しく指摘したい」と述べました。

共産 小池書記局長「菅首相の任命責任が問われる問題だ」

共産党の小池書記局長は記者会見で「高橋氏が辞めて済む話ではなく菅総理大臣の任命責任が問われる問題だ。内閣官房参与は総理大臣に直接意見を言うことができる数少ない立場であり、そのブレーンになぜこの人物を据えたのか総理みずからが国民に語るべきだ」と述べました。