4月のデパート売り上げ おととし4月と比べ27.7%減

全国のデパートの先月=4月の売り上げは、新型コロナウイルスの影響がなかったおととしの同じ時期と比べて27.7%減少しました。緊急事態宣言が出ている地域の店舗で休業や時短営業が続いているためです。

日本百貨店協会によりますと、全国のデパート192店舗の先月の売り上げは、既存店どうしの比較で去年の同じ月の※およそ2.6倍に増えました。

これは、去年の4月は1回目の緊急事態宣言で全国の大半の店舗が休業や時短営業となっていた反動によるものです。

しかし、新型コロナウイルスの影響がなかったおととし4月との比較では27.7%減少しました。

緊急事態宣言が出ている地域の店舗で休業や時短営業が続いているためで、依然として厳しい状況が続いています。

デパート業界ではこれから中元商戦が本格化しますが、各社はオンラインによる中継販売など新たな販売手法を導入し、売り上げの確保に努めたいとしています。

※このニュースを掲載した際、4月の売り上げを、去年の同じ月と比べた数字が、一時誤っていました。