新型コロナ プロ野球とJリーグ連絡会議 変異株への対策強化を

プロ野球とサッカーJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議が開かれ、専門家は感染力の高い変異ウイルスが広がっているとして、感染対策の強化が必要だと指摘しました。

プロ野球では先月末から今月にかけて、日本ハムと広島で10人以上が感染する感染者の集団=クラスターが発生し、相次いで試合が中止となりました。

これを受けて24日の対策連絡会議では、専門家から変異ウイルスの広がりによる影響が大きく、感染対策をさらに強化する必要性が指摘されました。

会議のあとの会見で、東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は「今までのような対応では不十分である可能性が出てきた。いろいろな事例を見ながら、個人個人の感染防御を高めていかないといけない」と述べたうえで、具体的にはマスクを顔との隙間がないように密着させることや、マスクをつけての短時間での会話や屋外でも感染する事例があることを念頭に、人との接触をできるだけ防ぐことなどが必要だと説明しました。

また今後、選手のワクチン接種についても副反応がパフォーマンスにどれほど影響するのかや、ワクチン接種を受けないと判断した選手の権利も尊重することなどを理解したうえで、議論していくことを確認しました。