神戸 児童連続殺傷事件から24年 父親「家族の思い変わらない」

平成9年に神戸市で起きた児童連続殺傷事件で、小学6年生だった男の子が当時14歳の少年に殺害されてから24日で24年です。男の子の父親は「年月が経過しても、私たち家族の思いは変わることはありません」とコメントを寄せました。

平成9年に神戸市須磨区で起きた児童連続殺傷事件では、5月24日に小学6年生だった土師淳くん(当時11)が当時14歳の少年に殺害されました。

事件から24年になるのに合わせて、父親の守さん(65)が報道各社にコメントを寄せました。

この中で「淳が私たちのもとからいなくなってから24年になります。24年という年月が経過しても、私たち家族の淳に対する思いは変わることはありません」としています。

土師さんのもとには加害者の元少年から以前は毎年、淳くんの命日の前に手紙が届いていましたが、4年前を最後に途絶え、ことしも届いていないということです。

土師さんはなぜ命を奪ったのか納得できる答えを求め続けているとしたうえで「彼自身が事件に真摯(しんし)に向き合う必要がありますが、手紙を書くという作業は、事件に向き合うための重要な手段であると考えています。私たちが手紙を受け取るかどうかとは関係なく、手紙を書いてほしいと思っています」とつづっています。

土師守さん コメント(全文)

今年の5月24日がきますと、淳が私たちのもとからいなくなってから24年になります。

24年という年月が経過しても、私たち家族の淳に対する想いは変わることはありません。

加害男性からの手紙は、現時点では今年も届いていません。

以前から言い続けていることですが、私たちは、何故、淳が命を奪われなければいけなかったのかという問題について、私たちが納得するような真の解答を求め続けています。

そのためには、彼自身が事件に真摯に向き合う必要がありますが、手紙を書くという作業は、事件に向き合うための重要な手段であると考えています。

私たちが手紙を受け取るかどうかとは関係なく、手紙を書いて欲しいと思っています。

今年の6月で全国犯罪被害者の会(あすの会)が解散してから3年になります。

あすの会は、その18年に及ぶ活動期間中に、犯罪被害者の置かれた環境を大きく改善しました。

あすの会は、大きな幹の部分を作ることは出来たのではないかと思いますが、それでもまだまだ多くの問題点が残されています。

あすの会解散後に、関西集会のメンバーを中心にして「つなぐ会」が設立されました。

現在の所は新型コロナ感染症の影響で、十分な活動は出来ていませんが、あすの会の思いを引き継いで、他の団体とも協力しながら、私たちができる範囲内で被害者問題の改善に今後も努めていきたいと思います。

令和3年5月24日 土師 守