北海道 新型コロナ 新たに605人感染確認 きょうも全国最多

北海道では、新たに合わせて605人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。5日連続で600人を超え、23日も全国で最も多い感染者の発表となりました。

23日、道内では、
▽札幌市で、非公表の50人を含む401人、
▽旭川市で23人、
▽小樽市で9人、
▽函館市で5人、
▽石狩地方で63人、
▽胆振地方で28人、
▽十勝地方で16人、
▽空知地方で11人、
▽日高地方で10人、
▽オホーツク地方で9人、
▽留萌地方で6人、
▽渡島地方と上川地方、釧路地方、根室地方でそれぞれ4人、
▽後志地方と、桧山地方、宗谷地方でそれぞれ2人、
▽道が発表した札幌市の2人の
合わせて605人の感染確認が発表されました。

1日の感染確認が600人を超えるのは、これで5日連続です。

年代別では、非公表の130人をのぞいて、20代が97人と最も多く、次いで、40代が69人、50代が68人などとなっています。

一方で、札幌市は、これまでに感染が確認されていた60代から90代の男女、あわせて10人が、小樽市は、これまでに感染が確認されていた年代と性別が非公表の1人が、それぞれ亡くなったと発表しました。

死亡した人は1001人となり、1000人を超えました。

また、道内でこれまでに感染が確認された人のうち、新たに道で62人、小樽市で6人、旭川市で4人の合わせて72人が、変異ウイルスに感染している疑いがあると発表されました。

これで、道内の感染者は札幌市の延べ2万1601人を含む延べ3万4581人、死亡した人は1001人となりました。

札幌市民は

街の人からは不安や戸惑いの声が聞かれました。

このうち、札幌市の20代の会社員の男性は、「自分の周りでも感染した人が出始めていて、確実に感染が自分に近づいていると感じているので怖いです」と話していました。

また、家族と買い物に訪れた札幌市の30代の女性は、「大変なことになったと感じています。マスクや消毒など感染対策をこれまで以上にやらなければいけないと思っています。国や道にもしっかりと対策をしてもらい、感染を抑えてほしい」と話していました。

札幌市の男子高校生は、「いつもと比べて街が静かで驚きました。普段はバスで学校に通うので会話を減らし、マスクや消毒で感染に気をつけています。オリンピックは開催されるのに日常の行動に制限がかけられるのはどうかと思う」と話していました。