東京都 新型コロナ 535人感染確認 “引き続き外出自粛徹底を”

東京都内では23日、新たに535人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。前の週の同じ曜日を下回るのは10日連続です。
一方、都の担当者は「大きく減っているとはまだ言えず、安心できる状況ではない。引き続き外出自粛の徹底をお願いしたい」と話しています。

東京都はきょう、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて535人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の日曜日より7人減りました。
前の週の同じ曜日を下回るのは10日連続です。

23日までの7日間平均は649.4人で、前の週の80.5%となっています。

都の担当者は「きょうの535人は、先週の日曜日とほぼ横ばいの人数で、大きく減っているとはまだ言えない。変異ウイルスの影響でまたすぐに増えることも危惧され、安心できる状況ではない。引き続き外出自粛の徹底をお願いしたい」と話しています。

23日の535人の年代別は、
▽10歳未満が24人、
▽10代が31人、
▽20代が163人、
▽30代が90人、
▽40代が79人、
▽50代が67人、
▽60代が29人、
▽70代が31人、
▽80代が17人、
▽90代が3人、
▽100歳以上が1人です。

535人のうち、およそ59%に当たる314人は、
これまでのところ感染経路がわかっていません。

また、ロシアへの渡航歴のある人が1人いるということです。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
「家庭内」が100人と最も多く、
次いで「施設内」が51人、
「職場内」が35人、
「会食」が7人などとなっています。

このうち「施設内」では、1つの医療機関で患者22人が感染したケースがあったほか、1つの保育園で園児と職員合わせて9人が感染したケースがあったということです。

これで都内で感染が確認されたのは。15万6785人になりました。

23日時点で入院している人は、22日と同じ2273人で、「現在確保している病床に占める割合」は40.6%です。

都の基準で集計した23日時点の重症の患者は、22日より1人減って61人で、重症患者用の病床の16.4%を使用しています。

また都は、感染が確認された70代の男女2人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は。2017人になりました。