カシオペヤ座方向に「新星」 明るさ当初の50倍 肉眼でも観測

日本のアマチュアの天文家が見つけた新しい星が、およそ2か月にわたって徐々に明るさを増して肉眼でも観測できるようになり、珍しい現象だとして関係者の間で話題になっています。

三重県亀山市のアマチュア天文家、中村祐二さんがことし3月18日にカシオペヤ座の方向に見つけた新しい星は、およそ2か月にわたって徐々に明るさを増し、今月9日には当初よりもおよそ50倍の明るさとなって肉眼で観測できる5等級程度になりました。

新しい星は年間、数個から十数個程度見つかっていますが、数日間、明るさを増してその後、暗くなるケースが多く、数か月にわたって明るさを増して肉眼でも見えるようになるのは珍しいということです。

国立天文台などが分析を行ったところ、これまで暗かった星の表面で、大きな爆発的な現象が起きたと考えられ、急激に明るさを増す、「新星」の一種とみられるということです。
国立天文台の山岡均准教授は「とても珍しい現象で、今後の明るさの推移が注目される。夜空を眺めたり星を探してみたりするきっかけになればうれしい」と話しています。

この星は、今月19日の時点では少し明るさが減って6等級程度で、観測の条件がそろえば肉眼でも見えるということです。