五輪・パラ 海外選手の禁止薬持ち込み認める法案 成立目指す

東京オリンピック・パラリンピックをめぐり、超党派の議員連盟は、日本への持ち込みが禁止されている覚醒剤の成分を含む薬を、病気の治療のために使用が欠かせない選手に限って持ち込みを認める法案をまとめ、今の国会での成立を目指すことにしています。

東京オリンピック・パラリンピックでは、参加する予定の海外の選手のうち、ADHD=注意欠陥多動性障害の治療のため、日本への持ち込みが禁止されている覚醒剤の成分を含む薬を使用している人が10人余りいるということです。

このため、自民党や立憲民主党などの超党派の議員連盟は、IOC=国際オリンピック委員会からの要請も踏まえ、この薬の使用が欠かせない選手に限って、大会期間中の前後に持ち込みや使用を認める特例措置を盛り込んだ法案をまとめました。

議員連盟は、今の国会での成立を目指していますが、野党側からは、ほかの合法な薬で代用できるのではないかという指摘に加え、東京大会の開催そのものに慎重な意見も出ていることから、法案の取り扱いをめぐり与野党の調整が行われる見通しです。