菅首相 接種“できるだけの支援”自民党地方組織と意見交換で

菅総理大臣は、自民党の地方組織の幹部とオンライン形式で意見交換し、新型コロナウイルスのワクチン接種を加速化するため、地域の状況に応じた支援を進める考えを示しました。

菅総理大臣と自民党の地方組織との意見交換は去年12月以来で、22日は、中国・四国地方の9つの県連の幹部とオンライン形式で意見を交わしました。

冒頭、菅総理大臣は「新型コロナウイルスを収束させ、デジタルやグリーンをキーワードに経済を成長させたい」とあいさつしました。

このあと、地方組織から、新型コロナウイルスのワクチン接種について「円滑に進むよう国の支援をお願いしたい」という要望や「高齢者の次の段階となる一般の接種に向け、自治体ごとのワクチンの配分計画を早期に示してほしい」などといった意見が出ました。

これに対し、菅総理大臣は「医療従事者の数など地域ごとに事情が異なる。そうしたことを踏まえて、できるだけの支援をしたい」と応じました。

一方、菅総理大臣は、先月行われた参議院広島選挙区の再選挙で自民党の候補が敗れたことについて「謙虚に受け止めたい。状況をよく分析したうえで、正すべき点は正し、衆議院選挙での勝利につなげたい」と述べました。