中国政府 チベット“解放”70年 共産党による統治を正当化

中国政府は、チベットを解放したとする日から70年になるのを前に記者会見し、この70年間で、経済発展や貧困解消が進んだなどとして共産党による統治を正当化しました。

中国政府は、1951年にチベットの代表と協定を結んでチベットを解放したとする日から23日で70年になるのを前に、22日、北京で記者会見を開きました。

この中で、チベット自治区トップの呉英傑書記は、この70年で経済が飛躍的に発展し、貧困が大幅に解消したなどと強調したうえで「共産党の指導を揺るぎなく堅持することによってのみ、チベットは今日の繁栄とすばらしい未来を手に入れられる」と述べ、共産党による統治を正当化しました。

一方、中国政府は、これに先立ってチベットの政策に関する白書を公表し「西側の反中勢力は、チベットに干渉し、チベットの社会の安定を破壊しようとしてきた」と批判するとともに、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世について「チベットの安定と団結を損ねている」と非難しています。

チベット自治区をめぐっては、アメリカが、新疆ウイグル自治区や香港などとともに人権が侵害されていると批判していて、中国政府としては、こうした主張を通じて反論するねらいがあるとみられます。