緊急事態宣言で広島市のデパート 生活必需品以外 土日休業

広島県に緊急事態宣言が出されたことを受けて広島市のデパートは、生活必需品を扱うフロア以外、土曜日と日曜日は休業することになり、市の中心部の人出も少なくなっています。

今月16日から緊急事態宣言の対象となった広島県では、床面積が1万平方メートルを超える大型商業施設などに土曜日と日曜日の休業を要請しています。

広島市中区にある「広島三越」では22日から土曜日と日曜日は、食料品や化粧品などの生活必需品を扱うフロア以外は休業します。

食料品売り場を訪れた70代の女性は「食料品の買い物も2日に1回にするなど外に出ないように心がけています。早く安心して買い物ができるようになってほしいです」と話していました。

「広島三越」のマーケティング担当の多田羅仁志さんは「商売をする身としては非常に厳しい状況だが、コロナの収束のために協力したい」と話していました。

広島市中心部の本通も宣言が出る前と比べて人出は少なくなっています。

20代の女性は「美容院に行くために出てきました。いつもより人通りは少ないですが、去年の緊急事態宣言の時よりは多いように感じるので用事を済ませたらすぐ家に帰ろうと思います」と話していました。