埼玉県 新型コロナ 4人死亡 新たに182人感染確認

埼玉県内では21日、新たに182人について新型コロナウイルスへの感染確認が発表されました。

内訳は、埼玉県の発表が109人、さいたま市が31人、川口市が22人、越谷市が11人、川越市が9人となっています。

埼玉県内で感染が発表されたのは累計で4万2475人となりました。

また埼玉県と川口市は新型コロナウイルスに感染した合わせて4人の死亡を発表し、これで県内で感染が確認されて死亡したのは775人となりました。

インドの変異ウイルスに1人感染

埼玉県は、新型コロナウイルスに感染が確認されていた50代の男性について、国立感染症研究所で詳しく調べたところ、インドで感染が広がる変異ウイルスへの感染が確認されたと発表しました。

県によりますと、男性は先月下旬に発症し、その後症状が悪化して入院しましたが、今月中旬、退院したということです。

男性はインドへの渡航歴はなく、不特定多数との接触もないということです。

埼玉県内でこの変異ウイルスへの感染が確認されたのは初めてです。

埼玉県の大野知事は「インドに渡航した人ではなく、県内での感染の可能性もあり、追跡調査を進めている」と話しています。

特別養護老人ホームでクラスター

さいたま市は、市内の特別養護老人ホームで21日までに入所者と職員合わせて16人の感染が確認されたと発表し、感染者の集団=クラスターが発生したとして感染経路などを調べています。

クラスターが発生したのは、さいたま市見沼区の特別養護老人ホーム「諏訪の苑」です。

この施設では、今月8日に入所者1人と職員1人の感染が確認され、2人と接触があった関係者を検査したところ、全員が陰性でした。

しかし、その後発熱を訴える職員が出るなど、今月17日以降、感染の確認が相次ぎ、21日までに入所者と職員合わせて16人の感染が確認されたということです。

感染が確認された11人の入所者は全員同じフロアだったということで、市は感染経路などを調べています。