「バナナジュース」かつて難病の息子のために作った1杯が人気

バナナのたたき売り、発祥の地とされる北九州市の門司港にバナナジュースの専門店が4月にオープンし、店に立つ70歳の女性が、かつて病気の息子のために作っていたジュースを提供し、人気を集めています。

この店は、門司区の門司港でゲストハウスなどを経営する菊池勇太さんが、4月にオープンしたもので、ジュース作りや接客は、主に母親の照代さんが行っています。
勇太さんは、小学生の時に口や、のどなどの粘膜がひどく炎症する難病を発症していて、そのとき照代さんが作ったバナナジュースだけが、のどを通ったことを今でも覚えているといいます。
ジュースはバナナに牛乳を加えるだけのシンプルなものですが、バナナは完熟したものを凍らせ、甘みを凝縮させる一手間が加えられています。

店では照代さんが、かつて息子のために作っていたバナナジュースを、今度は客のために1杯、1杯、愛情を込めて提供していました。

店を訪れた人は「やさしいおいしさで子どもにも飲ませたい」と話していました。
照代さんは「店に行列ができるまで頑張りたいと思います。バナナジュースを飲んで元気になったという1杯であってほしい」と話していました。