水際対策強化で航空各社に要請 日本到着便の搭乗者数制限など

変異株などが流行している国からの検疫を適切に実施するため、国は、海外から日本に到着する便の搭乗者数の制限や一部日程の新規予約の停止を航空各社に要請しました。

変異株が流行している国から日本に帰国する人を含む入国者について、国は、水際対策の強化で、検疫所が用意した空港近くのホテルなど宿泊施設で一定期間待機することや検査を受けることなどを求めています。

国は、検疫を適切に実施するため、航空各社に対し、日本へ直行する便の搭乗者数の制限を要請し、21日以降、インドからは、1便当たり100人以下、来月からは1週間当たり166人以下も加わるほか、フランスからの便は21日以降1便当たり100人以下、1週間当たり133人以下などと搭乗者数が制限されることになりました。

また22日と今月29日に日本に到着する便については、待機する宿泊施設が十分に確保できないことから、水際対策が強化されている国からの新規予約の受け付けを停止するよう要請しました。

これを受けて全日空は、ロンドンやフランクフルト、インドのデリー、フィリピンのマニラから羽田に到着する便と、マニラから成田に到着する便の合わせて10便の新規予約の受け付けを停止しました。

日本航空もロンドンとパリ、フィンランドのヘルシンキ、デリーから羽田に到着する便と、フランクフルトとマニラから成田に到着する便の合わせて12便の新規予約の受け付けを停止しました。