プロ野球 広島 阪神との3連戦中止 選手など相次ぐ感染確認受け

プロ野球・広島は、選手やコーチなど合わせて10人の新型コロナウイルス感染確認を受け、21日から広島市のマツダスタジアムで予定されていた阪神との3連戦を中止することにしました。

広島では、今月17日に菊池涼介選手など3人が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになり、20日午前、チームが遠征先の東京から地元の広島市に戻ったあと、改めて首脳陣や選手それにスタッフなど関係者146人にPCR検査を行いました。

その結果、新たに主力の鈴木誠也選手など選手5人とコーチ1人、スタッフ1人の合わせて7人が陽性と判定されました。

これを受けて球団はNPB=日本野球機構と協議した結果、これ以上感染を広げられないなどとして、21日から広島市のマツダスタジアムで予定されていた阪神との3連戦を中止することを決めました。

その後 倉義和コーチも陽性判定 計11人に

また、広島は21日、首脳陣や選手など76人を対象に行ったPCR検査で倉義和コーチが新たに陽性と判定されたと発表しました。

これで広島での感染確認は11人になりました。

NPBによりますと、球団ではPCR検査を継続的に行い、感染の拡大が抑止できているか確認することにしています。

また、今月24日に行われる12球団代表者会議で25日以降の試合の開催の可否などについて判断していくことにしています。

広島 佐々岡監督「タイガースファンにも申し訳ない」

広島の佐々岡真司監督は、試合が中止になったことについて「週末の試合を楽しみにしていたカープファンはもちろん、タイガースファンにも申し訳ない気持ちでいっぱいだ。どこでどう感染するか分からない。チームとしても感染防止対策をはしっかりしていた。外出、外食はしないルールをみんな守っていたと思う。だからこそ本当に怖いなと思う」と心境を語った上で39度8分の高熱が出た菊池選手について、熱が下がって回復していることを明らかにしました。