自衛隊向け機関銃 設計図が中国企業に流出 住友重工 厳重注意

大手機械メーカー、住友重機械工業が作成した自衛隊向け機関銃の部品の設計図が、下請け企業から中国企業に流出していたことがわかり、経済産業省が武器などの輸出を規制する外国為替法などに基づいて、住友重機械と下請け企業を厳重注意しました。

経済産業省によりますと、住友重機械は陸上自衛隊の公募に応じて機関銃の試作品を製造していましたが、その部品の設計図が去年、下請け企業から、さらに下請けとなった中国の企業に提供されていたということです。

武器などの関連技術を海外に提供する場合、外国為替法で経済産業省に申請し、許可を受けることが定められていますが、下請け企業は申請していませんでした。

流出したのは、機関銃の性能がわかるような主要な部品の設計図ではなく、下請け企業は機関銃の部品だとの認識がなかったと説明しているということです。

経済産業省は外国為替法に違反したとして、下請け企業を厳重注意するとともに、下請け企業へ情報提供などが不十分だったとして、住友重機械も厳重注意しました。

住友重機械は「今回の指摘を真摯(しんし)に受け止め、下請け企業の管理を徹底していく」としています。