「インドからの入国で水際対策強化を検討」田村厚生労働相

インドで確認された変異ウイルスの国内での感染拡大を阻止するため、田村厚生労働大臣は、衆議院厚生労働委員会で、インドなどからの外国人の入国について、水際対策のさらなる強化を検討する考えを示しました。

新型コロナウイルスの水際対策をめぐって、政府はインドで変異ウイルスの感染が急拡大していることを受けて、入国前の2週間以内にインドなどに滞在していた外国人は、在留資格を持っていても、原則、入国を拒否しています。

田村厚生労働大臣は、衆議院厚生労働委員会で「『インド株は、かなり感染力が強いのではないか』と言われている。専門家によると、1人が何人に感染を広げるかを示す『実効再生産数』は、従来株の2倍以上になるということで、よほど性根を据えて対応しなければいけない」と述べました。

そのうえで「インドからは、在留資格があっても入国していただかないことを決めたが、さらなる強い検疫措置も含めて、いま検討している」と述べ、変異ウイルスの感染拡大を阻止するため、水際対策のさらなる強化を検討する考えを示しました。