キャンセル出たワクチン 廃棄せず有効活用を 河野規制改革相

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、河野規制改革担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、キャンセルが出た場合などの対応について、自治体の裁量で有効に活用し、批判を恐れてワクチンを廃棄することがないよう改めて求めたうえで「批判があれば、私が責任をとる」と述べました。

この中で、河野規制改革担当大臣は、ワクチン接種で当日のキャンセルが出た場合などの対応について「いくつかの自治体などで、接種券がない人には打てないと誤った指導をしているところがある。接種券のある、なしにかかわらず、しっかり記録をとればよい話なので、廃棄されることがないよう、しっかり対応してほしい」と述べました。

そのうえで「貴重なワクチンが廃棄されているのは極めて許しがたい状況だ。町長が先に打ったとか、いろんなことで批判され、批判を恐れて廃棄するようなことがないように、自治体の裁量で有効活用してほしい。批判があれば、私が責任をとる」と述べました。

また、欧米の製薬会社、モデルナとアストラゼネカのワクチンが21日にも承認される見通しとなっていることについて、来週から東京や大阪などで政府や自治体によるモデルナのワクチンを使った大規模接種が始まるとして、接種の加速化に期待を示しました。