福島第一原発 ゲル状の塊は水や放射性廃棄物の混合物 東電

今年3月、福島第一原子力発電所の構内で、比較的放射線量が高いゲル状の塊が見つかった問題で、東京電力は、塊は放射性廃棄物を保管するコンテナの中にたまっていた水や廃棄物が混ざったものが、コンテナの腐食によって漏れ出して固まったものだったと発表しました。

福島第一原発では、今年3月、事故後の作業で出た放射性廃棄物を保管していたコンテナがあったエリアの地面で、1時間当たり13ミリシーベルトと比較的放射線量が高いゲル状の塊が見つかりました。

東京電力は、調査の結果、この塊はコンテナの中にたまっていた水や、紙や布、それに樹脂製の配管などの放射性廃棄物が混ざったものが漏れ出して固まったものだったと発表しました。

コンテナの腐食が原因で漏れたとみられ、ゲル状の塊が見つかった場所の近くの海側の排水路で放射性物質の濃度が高まったことを示す警報が鳴ったことから、東京電力は、一部が雨水とともに港湾内に流れ出たとみられるとしています。

見つかったゲル状の塊はすべて回収して再びコンテナに入れたうえでこれまでより厳重に保管し、塊が見つかった場所の周辺の舗装を剥ぎ取るなどの対策をとったということです。

東京電力は、海水の中の放射性物質の濃度に大きな変動がないことから漏れたことによる環境への影響はないとみられるとしていて、再発防止のため発電所内にある他のコンテナに腐食がないか点検を進めています。