アジア安全保障会議 2年連続中止に 新型コロナ感染拡大で

来月上旬にシンガポールで予定されていた「アジア安全保障会議」は、新型コロナウイルスの感染拡大のため中止されることになりました。

「アジア安全保障会議」は、各国の防衛大臣らが毎年シンガポールに集まり、アジア・太平洋地域の安全保障をめぐって意見を交わすもので、19回目となる今回は来月4日から2日間の日程で開かれる予定でした。

会議を主催するイギリスの有力シンクタンク、国際戦略研究所は、20日に声明を発表し、会議を中止することを決めたと明らかにしました。

変異ウイルスの感染が世界的に広がっているほか、開催国のシンガポールでも、感染拡大を受けて政府が外出制限を実施しているためなどとしています。

これで、「アジア安全保障会議」は去年に続き2年連続で開催が中止されることになりました。

会議には、菅総理大臣も岸防衛大臣とともに出席し、基調講演を行う方向で調整を進めていました。