「出自を知る権利」求め 卵子や精子提供で誕生の当事者ら集会

第三者から卵子や精子の提供を受けて生まれた当事者などが「出自を知る権利」を求めるオンライン集会を開き、権利を法律で明記するよう訴えました。

集会は、第三者から卵子や精子の提供を受けて生まれた子どもの「出自を知る権利」を求める活動をしている女性らの呼びかけで開かれました。

これまでに精子の提供を受けて生まれた子どもだけでも1万人以上いるとされていて、集会では精子提供で生まれた石塚幸子さんが「出自を知る権利は法律で認められるべきで、その権利を担保するためにどのような仕組みが必要か考えるべきだ」と訴えました。

去年12月には、第三者から卵子や精子の提供を受けて生まれた子どもの親子関係を民法で特例的に定める法律が成立しましたが、「出自を知る権利」は盛り込まれず、おおむね2年後をめどに、必要な法整備を検討するとされています。

集会に参加した人たちは、提供した人が誰なのか、その情報開示などについての具体的な規定を作るよう求めていて、卵子提供を受けて3人の子どもを出産した女性は「私はタイで卵子の提供者と直接話し、遺伝的な病気がないかなどを確認できたが、匿名のドナーから提供された人からはそういったドナーの情報を知りたいといった声がある」と話していました。

また、精子の提供を受けて出産した女性は「提供者のプライバシーを守ったうえで、自分の子どもが出自を知る権利を認めてほしい」と訴えていました。