五輪 ロシアの事前合宿中止の新潟 加茂市 ポルトガル受け入れ

東京オリンピックのロシアの体操チームの事前合宿が中止となった新潟県加茂市に、ポルトガルの体操チームから新たに打診があり、市は事前合宿を受け入れることになりました。新型コロナウイルスの感染が拡大した去年以降、新潟県内で新たに事前合宿を受け入れることを決めた自治体は初めてだということです。

新潟県加茂市は東京オリンピックのロシアのホストタウンとして、男女の体操チームの事前合宿の受け入れに向けて、市内の運動施設をおよそ6500万円かけて改修するなど準備を進めていましたが、新型コロナの収束の見通しが立たないことから、4月に合宿の中止が決まりました。

加茂市によりますと、中止決定後の4月中旬、事前合宿の受け入れ先を探していたポルトガルの大使館から女子体操チームの事前合宿を行いたいと打診があったということです。

ポルトガルの女子体操チームは選手とコーチそれぞれ1人ずつで、市はすでにワクチンを接種していることなどから受け入れを決めました。

7月13日から18日まで合宿を行う予定だということです。

新潟県内では、長岡市でオーストラリアの競泳チームの事前合宿が中止となりましたが、県によりますと、新型コロナの感染が拡大した去年以降、県内で新たに事前合宿を受け入れることを決めた自治体は初めてだということです。