五輪 サッカー男子日本代表 年齢制限ない選手 3人起用の方針

東京オリンピックのサッカー男子、日本代表のメンバーについて森保一監督は、年齢制限のないオーバーエイジ枠で、吉田麻也選手と酒井宏樹選手、それに遠藤航選手の3人を起用する方針を示しました。

サッカー男子、24歳以下の日本代表は来月5日にガーナ代表と、12日に年齢制限のないジャマイカ代表と、国内でそれぞれ強化試合を行う予定で、20日はメンバー27人が発表されました。

この中でオリンピックで3人まで認められているオーバーエイジ枠として、ディフェンダーの吉田選手と酒井選手、それにミッドフィルダーの遠藤選手が選ばれました。

3人はいずれもオリンピックに出場経験があり、このうち、吉田選手は年齢制限のない代表でもキャプテンを務めていて、遠藤選手は前回のリオデジャネイロ大会でキャプテンを任されました。

森保監督は「基本的には本大会でも戦ってもらいたい」と話し、3人を東京オリンピックでも起用する方針を示しました。

東京オリンピックの日本代表のメンバーについて、森保監督が具体的な選手の名前をあげて選考の方針を示したのはこれが初めてで、今回の強化試合を踏まえて来月中に3人を含めたメンバー18人が、正式に発表される見通しです。

強化試合のメンバーにはこのほか、スペイン1部リーグでプレーする久保建英選手やドイツ1部リーグの堂安律選手、イタリア1部リーグの冨安健洋選手などが選ばれています。

32歳 吉田麻也選手

吉田麻也選手は長崎県出身の32歳。

イタリア1部リーグのサンプドリアに所属し、年齢制限のない日本代表ではキャプテンを務めています。

当たり負けしない守備と競り合いの強さが持ち味のディフェンダーで、これまでに日本代表として106試合に出場し、ワールドカップには2014年のブラジル、2018年のロシアと2大会連続で出場しています。

日本代表では同じセンターバックの22歳の冨安健洋選手とともに、守備の要として欠かせない存在になっています。

オリンピックでは2008年の北京大会に出場したほか、2012年のロンドン大会はオーバーエイジ枠としてメンバー入りし、ベスト4進出に貢献しました。

吉田選手について森保監督は「絶対的な戦力であり、存在感がある。キャプテンとしてチーム全体のことを考えて行動をしてくれる」と話していて大きな信頼を寄せています。

31歳 酒井宏樹選手

酒井宏樹選手は千葉県出身の31歳。

フランス1部リーグ、マルセイユに所属し、年齢制限のない日本代表では主に右サイドバックとしてプレーしています。

海外の選手にも負けないフィジカルの強さに加えて、豊富な運動量や正確なクロスボールにも定評があり、日本代表としては通算64試合に出場し、ワールドカップは2014年のブラジル、2018年のロシアと2大会連続で出場しています。

また、2012年のロンドンオリンピックに出場し、日本のベスト4入りに貢献しました。

28歳 遠藤航選手

遠藤航選手は神奈川県出身の28歳。

ドイツ1部リーグ、シュツットガルトに所属し、年齢制限のない日本代表では主にボランチとしてプレーしています。

守備での1対1の強さに加えて正確なパスにも定評があり、日本代表で通算27試合に出場し、2018年のワールドカップロシア大会のメンバーにも選ばれました。

前回、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、日本代表のキャプテンを務めました。

今シーズンはドイツ1部リーグで33試合すべてに先発出場し、リーグの公式データで「デュエル」と呼ばれる1対1の局面での勝利数が、リーグトップとなるなど、球際の強さとボールを奪う能力が際立っています。

森保監督「若い選手がレベルアップするために必要」

森保監督はオーバーエイジ枠の3人について「現状に満足することなく、常にレベルアップすることを考えてプレーしている。3人を呼ぶことで24歳以下の選手3人を削らないといけなくなるので、すごく考えたが、東京オリンピックで金メダルという結果を出すことと、オーバーエイジの選手の背中を見て若い選手がもっとレベルアップしていくために必要だと考えた。未来の日本のサッカーを考えたときに、われわれが選んだことがプラスになると思う」と話していました。

また、キャプテンについては「年齢制限のない代表のキャプテンがチームに加わることになるのでまずはそこを基本として考えたい」と話し、吉田選手に任せる意向を示しました。

男子24歳以下の強化試合に臨むメンバー27人

来月、サッカー男子の24歳以下の強化試合に臨むメンバー27人です。

▽ゴールキーパーは4人です。
▼サンフレッチェ広島の大迫敬介選手(21)
▼鹿島アントラーズの沖悠哉選手(21)
▼湘南ベルマーレの谷 晃生選手(20)
▼浦和レッズの鈴木彩艶選手(18)です。

▽ディフェンダーは8人です。
▼イタリア1部リーグ、サンプドリアの吉田麻也選手(32)
▼フランス1部、マルセイユの酒井宏樹選手(31)
 吉田選手と酒井選手は年齢制限のない「オーバーエイジ」の選手です。
▼鹿島アントラーズの町田浩樹選手(23)
▼川崎フロンターレの旗手怜央選手(23)
▼柏レイソルの古賀太陽選手(22)
▼イタリア1部、ボローニャの冨安健洋選手(22)
▼ベルギー1部、シントトロイデンの橋岡大樹選手(22)
▼オランダ1部、AZアルクマールの菅原由勢選手(20)です。

▽ミッドフィルダーは11人です。
▼ドイツ1部、シュツットガルトの遠藤航選手(28)
 遠藤選手は、年齢制限のない「オーバーエイジ」の選手です。
▼オランダ1部、フローニンゲンの板倉滉選手(24)
▼オランダ1部、ズウォレの中山雄太選手(24)
▼名古屋グランパスの相馬勇紀選手(24)
▼ベルギー1部、アントワープの三好康児選手(24)
▼川崎フロンターレの三笘薫選手(24)
▼ドイツ1部、ウニオン・ベルリンの遠藤渓太選手(23)
▼ドイツ1部、ビーレフェルトの堂安律選手(22)
▼ポルトガル1部、リオアベの食野亮太郎選手(22)
▼川崎フロンターレの田中碧選手(22)
▼スペイン1部、ヘタフェの久保建英選手(19)です。

▽フォワードは4人です。
▼サガン鳥栖の林大地選手(23)
▼横浜F・マリノスの前田大然選手(23)
▼鹿島アントラーズの上田綺世選手(22)
▼FC東京の田川亨介選手(22)です。

過去のオーバーエイジ枠は

東京オリンピックに出場資格があるのは原則、1997年1月1日以降に生まれた24歳以下の選手たちです。

ただ、大会ではオーバーエイジ枠として、年齢制限のない選手を最大3人までメンバーに加えることが認められています。

オーバーエイジ枠は1996年のアトランタ大会から設けられ、日本は6大会のうち4つの大会でこの枠を使って戦いました。

フィリップ・トルシエ監督が指揮を執った2000年のシドニー大会はゴールキーパーの楢崎正剛さん、ディフェンダーの森岡隆三さん、それに、ミッドフィルダーとして現在、J1、ヴィッセル神戸の監督を務める三浦淳宏さんの3人を加えてベスト8の成績でした。

2004年のアテネ大会は去年引退したゴールキーパーの曽ヶ端準さん、ミッドフィルダーの小野伸二選手の2人が選ばれましたが、予選リーグで敗退。

2012年のロンドン大会ではいずれもディフェンダーの吉田麻也選手と去年引退した徳永悠平さんの2人がチームに加わり、ベスト4に入りました。

前回、2016年のリオデジャネイロ大会ではディフェンダーの藤春廣輝選手と塩谷司選手、それにフォワードの興梠慎三選手の3人が出場しましたが、予選リーグで敗退しました。

一方、1996年のアトランタ大会と2008年の北京大会ではオーバーエイジ枠を使いませんでした。

ワールドカップ2次予選のメンバーも発表

今月から来月にかけて日本で行われる予定のワールドカップカタール大会、アジア2次予選の3試合に臨む年齢制限のない日本代表のメンバーも発表されました。

日本代表は、ワールドカップのアジア2次予選として、今月28日に千葉市でミャンマーとの試合に臨み、来月にはいずれも大阪府吹田市で7日にタジキスタンと、15日にキルギスとそれぞれ対戦します。

また、強化試合として来月3日には札幌市でジャマイカと、11日には神戸市でセルビアと対戦します。

それぞれの試合に臨む日本代表のメンバーも20日発表され、今月28日のミャンマー戦はJリーグの開催期間と重なることから、海外のクラブに所属する選手だけで構成された26人が招集されました。

メンバーには、
▼イタリア1部リーグのサンプドリアに所属し、東京オリンピックの日本代表に「オーバーエイジ」で起用される方針が示された吉田麻也選手。
▼フランス1部、マルセイユの長友佑都選手。
▼イングランドプレミアリーグ、サウサンプトンの南野拓実選手。
▼ドイツ1部、ブレーメンの大迫勇也選手などが入りました。

また、24歳以下の日本代表からは、
▼スペイン1部、ヘタフェの久保建英選手、
▼ドイツ1部、ビーレフェルトの堂安律選手、
▼イタリア1部、ボローニャの冨安健洋選手などが選ばれました。

そのほかの4試合については、Jリーグの選手も含めて24人が選ばれ、国内組では、
▼川崎フロンターレの谷口彰悟選手と山根視来選手、
▼ヴィッセル神戸の古橋亨梧選手など10人の選手が選ばれました。

アジア2次予選ミャンマー戦に臨むメンバー26人

今月、サッカーのワールドカップカタール大会、アジア2次予選のミャンマーとの試合に臨む日本代表のメンバー26人です。

▼ゴールキーパーは3人です。
▽フランス1部リーグ、ストラスブールの川島永嗣選手(38)
▽ベルギー1部、シントトロイデンのシュミット ダニエル選手(29)
▽ポルトガル1部、ポルティモネンセの中村航輔選手(26)です。

▼ディフェンダーは9人です。
▽フランス1部、マルセイユの長友佑都選手(34)
▽イタリア1部、サンプドリアの吉田麻也選手(32)
▽フランス1部、マルセイユの酒井宏樹選手(31)
▽ドイツ2部、ハノーバーの室屋成選手(27)
▽フランス1部、ニームの植田直通選手(26)
▽オランダ1部、ズウォレの中山雄太選手(24)
▽イタリア1部、ボローニャの冨安健洋選手(22)
▽ベルギー1部、シントトロイデンの橋岡大樹選手(22)
▽オランダ1部、AZアルクマールの(えーぜっと)菅原由勢選手(20)です。

▼ミッドフィルダーは12人です。
▽ドイツ2部、ハノーバーの原口元気選手(30)
▽ドイツ1部、シュツットガルトの遠藤航選手(28)
▽ベルギー1部、ゲンクの伊東純也選手(28)
▽ロシアプレミアリーグ、ロストフの橋本拳人選手(27)
▽イングランド・プレミアリーグ、サウサンプトンの南野拓実選手(26)
▽ポルトガル1部、サンタクララの守田英正選手(26)
▽ドイツ1部、フランクフルトの鎌田大地選手(24)
▽オランダ1部、フローニンゲンの板倉滉選手(24)
▽ベルギー1部、アントワープの三好康児選手(24)
▽ドイツ1部、ウニオン・ベルリンの遠藤渓太選手(23)
▽ドイツ1部、ビーレフェルトの堂安律選手(22)
▽スペイン1部、ヘタフェの久保建英選手(19)です。

▼フォワードは2人です。
▽ドイツ1部、ブレーメンの大迫勇也選手(31)
▽前の所属はセルビア1部、パルチザンで、現在はチームに所属していない浅野拓磨選手(26)です。

アジア2次予選など4試合に臨むメンバー24人

来月、サッカーのワールドカップカタール大会、アジア2次予選など4試合に臨む日本代表メンバー24人です。

▼ゴールキーパーは4人です。
▽フランス1部リーグ、ストラスブールの川島永嗣選手(38)
▽清水エスパルスの権田修一選手(32)
▽ベルギー1部、シントトロイデンのシュミット ダニエル選手(29)
▽ポルトガル1部、ポルティモネンセの中村航輔選手(26)です。

▼ディフェンダーは9人です。
▽フランス1部、マルセイユの長友佑都選手(34)
▽サンフレッチェ広島の佐々木翔選手(31)
▽川崎フロンターレの谷口彰悟選手(29)
▽ガンバ大阪の昌子源選手(28)
▽川崎フロンターレの山根視来選手(27)
▽ドイツ2部、ハノーバーの室屋成選手(27)
▽フランス1部、ニームの植田直通選手(26)
▽名古屋グランパスの中谷進之介選手(25)
▽FC東京の小川諒也選手(24)です。

▼ミッドフィルダーは9人です。
▽ドイツ2部、ハノーバーの原口元気選手(30)
▽ベルギー1部、ゲンクの伊東純也選手(28)
▽ロシア・プレミアリーグ、ロストフの橋本拳人選手(27)
▽イングランド・プレミアリーグ、サウサンプトンの南野拓実選手(26)
▽ヴィッセル神戸の古橋亨梧選手(26)
▽ポルトガル1部、サンタクララの守田英正選手(26)
▽サンフレッチェ広島の川辺駿選手(25)
▽ドイツ1部、フランクフルトの鎌田大地選手(24)
▽セレッソ大阪の坂元達裕選手(24)です

▼フォワードは2人です。
▽ドイツ1部、ブレーメンの大迫勇也選手(31)
▽前の所属はセルビア1部、パルチザンで、現在はチームに所属していない浅野拓磨選手(26)です。