東京都 新型コロナ 13人死亡 843人感染確認 7日連続前週下回る

東京都内では20日、新たに843人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、前の週の同じ曜日を7日連続で下回りました。
都の担当者は「新規陽性者は減少しているが、高い水準に変わりはなく、ピークアウトと言える段階にない。感染経路がわからない人の割合が高く、引き続き警戒が必要だ」として対策の徹底を呼びかけています。
また都は、感染が確認された13人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は20日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて843人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の木曜日より167人減りました。前の週の同じ曜日を下回るのは7日連続です。

20日までの7日間平均は704.0人で、前の週の75.4%となっています。

20日の843人の年代別は、
▽10歳未満が27人
▽10代が53人
▽20代が268人
▽30代が152人
▽40代が113人
▽50代が99人
▽60代が60人
▽70代が34人
▽80代が26人
▽90代が11人です。

843人のうち、およそ62%にあたる526人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
「家庭内」が168人と最も多く
「職場内」が43人
「施設内」が40人
「会食」が18人などとなっています。

都の担当者は「新規陽性者は減少しているが、高い水準に変わりはなく、ピークアウトと言える段階にない。感染経路がわからない人の割合が高く、引き続き警戒が必要なので、対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは15万4999人になりました。

20日時点で入院している人は19日より10人減って2351人となり「現在確保している病床に占める割合」は42.0%です。

都の基準で集計した20日時点の重症の患者はきのうより4人減って69人で、重症患者用の病床の18.5%を使用しています。

また都は、感染が確認された60代から90代の男女あわせて13人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、70代と80代の男女あわせて3人は感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

これで都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人はあわせて1997人になりました。