東京都 新型コロナ 15人死亡 新たに766人感染確認

東京都内では19日、新たに766人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され1週間前の水曜日より200人余り減り、19日までの7日間平均は前の週の83.3%となりました。
都の担当者は「先月、緊急事態宣言が出された時と同じ水準で減少傾向とはまだ言えず安心できる状況ではない」と話しています。
また、都は感染が確認された15人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は19日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて766人が新型コロナウイルスに感染していることを確認しました。1週間前の水曜日より203人減りました。

19日までの7日間平均は727.9人で、前の週の83.3%となっています。

都の担当者は「先月、緊急事態宣言が出された時と同じ水準で減少傾向とはまだ言えず安心できる状況ではない」と話しています。

766人の年代別は
▽10歳未満が19人
▽10代が50人
▽20代が210人
▽30代が155人
▽40代が113人
▽50代が98人
▽60代が46人
▽70代が43人
▽80代が25人
▽90代が6人
▽100歳以上が1人です。

766人のうち、およそ63%に当たる480人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が167人と最も多く
次いで
▽「職場内」が36人
▽「施設内」が33人
▽「会食」が11人などとなっています。

このうち「会食」では家での飲み会で感染したケースが確認されていて▽仕事関係の知人の家で食事をした50代の女性や
▽大型連休中に友人の家に8人で泊まった20代の男子大学生がいたということです。

一緒に泊まったこの8人は全員の感染が確認されているということです。

これで都内で感染が確認されたのは15万4156人になりました。

19日時点で入院している人は18日より22人減って2361人となり「現在確保している病床に占める割合」は42.2%です。

都の基準で集計した19日時点の重症の患者は18日より8人減って73人で、重症患者用の病床の19.6%を使用しています。

また、都は感染が確認された70代から90代の男女合わせて15人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、70代と80代の男女6人は感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

これで都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は合わせて1984人になりました。