ワクチン大規模接種 システムの一部改修急ぐ 防衛省

新型コロナウイルスワクチンの大規模接種は、来週24日から予約可能な対象地域が東京都と大阪府の全域に拡大されます。防衛省は、実在しない情報でも予約がとれる状態にあるシステムの一部改修を急ぐとともに、予約の際は適正な情報を入力するよう呼びかけています。

新型コロナウイルスワクチンの大規模接種は、予約枠が17日開始早々にすべて埋まった大阪会場に続き、東京会場も18日午後4時半の時点で9割以上が埋まりました。

来週24日月曜日からは、予約可能な対象地域が東京都と大阪府の全域に拡大されます。

大規模接種の予約システムをめぐっては、実在しない接種券番号などでも予約が取れる状態にあることが明らかになり、防衛省は、予約の受け付け拡大に合わせて、システムの一部改修を急ぐことにしています。

具体的には65歳に満たない人でも予約できるようになっていた「生年月日」などの入力の設定を変更することにしています。

ただ、自治体のシステムとはつながっておらず、接種に関する個人情報を確認できない状態は続くため、防衛省では、会場で接種券などの提示を求めて本人確認を徹底し、不正な予約をしても接種が受けられないように対応する方針です。

そして、会場で混乱が生じないよう、予約を重複して取らないことや、予約の際は適正な情報を入力することなどを呼びかけています。