大手金融グループ決算 2社で貸し倒れ対策費用が前年度の2倍に

メガバンクを傘下に持つ大手金融グループ3社の昨年度の決算は、新型コロナウイルスの影響が長期化しているため、2社で貸し倒れに備えた費用が前の年度の2倍に増えました。

このうち、17日、決算を発表した三菱UFJフィナンシャル・グループは、昨年度、貸し倒れに備えた費用を5155億円計上しました。

これは、前の年度の2.3倍に上ります。

また、三井住友フィナンシャルグループも貸し倒れに備えた費用が前の年度の2.1倍に増えたほか、みずほフィナンシャルグループは19.3%増加しました。

こうした費用は「与信関係費用」と呼ばれ、各社は、新型コロナウイルスの影響が長期化する中、将来の損失を見越して予防的に計上したと説明しています。

一方、各社の最終的な利益は、三菱UFJが7770億円で前の年度に比べて47%、みずほが4710億円で前の年度に比べて5%、それぞれ増益になりました。

三井住友の最終利益は5128億円で、27%の減益でしたが、今年度は3社いずれも増益を確保する見通しだとしています。