武田信玄生誕500年 「信玄の湯 湯村温泉」に改名 甲府

コロナ禍で宿泊客数などが落ち込む中、戦国武将、武田信玄が訪れていたとされる甲府市の「湯村温泉」は、新たに「信玄の湯 湯村温泉」と改名して、観光客の誘致に取り組むことになりました。

甲府市の「湯村温泉」は、1200年の歴史を持ち、戦国武将、武田信玄が湯治に訪れるなど、武田家とゆかりがあるとされています。

新型コロナウイルスの影響が続く中、こうした歴史をアピールして観光客の呼び込みにつなげようと、湯村温泉の旅館やホテルで作る「湯村温泉旅館協同組合」は、新たに温泉を「信玄の湯 湯村温泉」と改名することを決めました。

17日開いた発表会で、組合の笹本健次理事長は「ことしは信玄生誕500年の記念すべき年であり、新たな命名によって温泉の持つ由緒正しい歴史を前面に押し出していきたい。積極的にPRして甲府市の観光に寄与したい」とあいさつしました。

組合は、今回の改名にあわせて温泉水で作った菓子を新たに開発し、今後、組合員のホテルや旅館で提供していくということです。

笹本理事長は、「アフターコロナで皆さんのマインドが変わった際に、新しい湯村温泉を見せることで皆さんに来てもらいたい。湯村温泉の復活を目指して取り組んでいきたい」と話していました。