栃木県 新型コロナ 新たに22人感染確認 県内計5867人に

栃木県と宇都宮市は、17日新たに合わせて22人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

これで、県内で感染が確認された人は合わせて5867人になりました。

栃木県は17日、これまでに新型コロナウイルスへの感染が確認されていた男女3人が、インドで最初に確認された変異したウイルスに感染していたことがわかったと発表しました。県内で、このタイプの変異ウイルスへの感染者が確認されるのは初めてです。

県によりますと、感染が確認されたのは、10歳未満から30代の男女3人で、3人は家族や親族だということです。このうち2人は軽症で、1人は無症状だということです。

3人は今月上旬、ほかの家族や親族と合わせて6人でネパールから日本に帰国し、帰国時の検査では陰性でしたが、帰国後14日間の待機期間中に一部の人に発熱などの症状が出たことから、改めて検査した結果、6人全員の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

その後、県内の医療機関で詳しく調べたところ、このうち3人がインドで最初に確認された変異したウイルスに感染していたことがわかり17日、国立感染症研究所の検査で確定しました。

濃厚接触者は1人で、すでに陰性が確認されているため、県は、県内でこの変異ウイルスが広がっているおそれはないとしています。

県の担当者は「インド由来の変異株の感染確認は初めてだが、感染予防策は従来株と変わらない。3密だけでなく、密をゼロにすることを心がけていただき、マスク着用や手洗いなど基本的な感染症対策の徹底をお願いしたい」と話していました。