佐賀 唐津の馬渡島 島民にワクチン優先接種 16歳以上対象

新型コロナウイルスの感染者が相次いで確認された佐賀県唐津市の離島・馬渡島で、ワクチンの優先接種が行われました。

唐津市の離島・馬渡島で今月、15人の感染が確認されたことを受けて、市内に7つある離島では16歳以上の島民およそ1200人を対象にワクチン接種を優先して行うことになりました。

16日は医師や看護師など40人余りが馬渡島に渡りました。そして学校の体育館で島民と島で働く人の合わせて214人が接種を受けたほか、市の職員に余った2人分のワクチンの接種が行われたということです。

残る6つの島でも次の週末に接種が行われ、2回目の接種が来月13日までに完了する予定です。

島の区長の浦丸清廣さんは「思ったよりも簡単でチクッとしたくらいでした。島民へのワクチン接種を行政が急いで行ってくれて感謝しています」と話していました。

唐津市新型コロナワクチン接種対策室の中村勝室長は「市民には医療環境がぜい弱な離島を優先することを理解してほしい。医療従事者などを除き一般の市民への初めての接種となったが、確認できたことを今後に生かしていきたい」と話していました。