ワクチン接種で「予約代行する」などとかたる詐欺に注意を!

新型コロナウイルスのワクチン接種に関して「予約を代行する」などとかたって、金銭や個人情報を求める不審な電話を受けたなどという相談が相次いでいて、消費者庁が注意を呼びかけています。

消費者庁によりますと、全国の消費生活センターなどに寄せられた新型コロナウイルスのワクチン接種に関する相談のうち、詐欺が疑われるケースが今月12日までに少なくとも90件余りに上っていて、今月に入ってからは特に接種予約の代行をかたって金銭や個人情報を求められたという相談が相次いでいます。

具体的には「5000円を支払えば必ず接種ができるように予約を代行する」などという不審な電話がかかってきたケースや、突然自宅にやってきた男が「市役所から来ました。予約の代行をします」と説明したので、担当部署や名前を確認したところ、立ち去ったケースなどがあったということです。

このほか、自治体の職員をかたって「予約を受け付けた」などとウソの電話がかかってきて在宅時間や住所を確認されたケースや、「余ったワクチンを案内している」という不審な電話がかかってきたケースもあったということです。

消費者庁は、ワクチン接種に関連して自治体が費用や個人情報を求めることはなく、自治体をかたって予約代行の勧誘を受けた場合は詐欺のおそれがあるので、すぐに応じないようにしてほしいと注意を呼びかけています。

ワクチン接種に関連した詐欺については、国民生活センターが無料の電話相談を受け付けています。番号は0120-797-188です。