九州北部 四国 中国地方の梅雨入り発表 平年より3週間ほど早く

前線の影響で九州を中心に雨が降っていて、気象庁は15日午前「九州北部と四国、中国地方で梅雨入りしたとみられる」と発表しました。九州では局地的に非常に激しい雨が降っていて、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要です。

気象庁によりますと、前線が北上して九州と四国、それに中国地方に雨雲がかかり、この先も前線や湿った空気の影響で雨や曇りの日が多くなる見込みです。

気象庁は15日午前「九州北部と四国、中国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。いずれも平年より3週間程度早く、四国では統計がある1951年以降最も早い梅雨入りで、九州北部と中国地方では2番目に早くなりました。

九州では大気の状態が不安定になっていて、午前11時半までの1時間に降った雨の量は熊本県の芦北町田浦で64.5ミリ、鹿児島県の伊佐市大口で37ミリなどとところにより非常に激しい雨を観測しています。

熊本県で16日にかけて予想される雨量は、局地的に1時間に50ミリ、16日昼にかけての24時間の雨量は多いところで150ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するとともに落雷や突風に注意するよう呼びかけています。

本格的な大雨シーズンを迎えています。身のまわりにどのような災害のリスクがあるのか、ハザードマップを見ていざというときの避難先を検討するなど改めて備えを確認してください。

早い梅雨入り 「偏西風」と「太平洋高気圧の位置」が影響

九州南部でも今月11日、過去2番目に早い梅雨入りとなるなど、ことしは、西日本の各地で平年より大幅に早く梅雨入りが判断されています。

この理由について気象庁は、偏西風と太平洋高気圧の位置が影響しているとしています。

今月に入ってインド洋で対流活動が活発になっている影響で上空の偏西風が「蛇行」しており大陸付近で南に曲がったあと、日本付近で北へ曲がる動きを見せているということです。

こうしたことから太平洋高気圧は例年よりも早く西に張り出して梅雨前線が押し上げられる形となっているということです。

このため西日本の各地で前線の影響を受け、大幅に早い梅雨入りの判断につながったとしています。

各地で大雨の可能性 災害リスクの確認を

気象庁は、湿った空気が流れ込みやすい状況は続くことから、今後、各地で大雨になる可能性があるとしています。

北日本や東日本の日本海側でも、あさって月曜日には梅雨前線が北上して雨量が増えるおそれがあります。

どんな情報をもとに、どこへ避難するのかや自宅周辺にどのような災害のリスクがあるのかを改めて確認しておいてください。