東京都 新型コロナ 11人死亡 772人感染確認

東京都は15日、都内で新たに772人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の土曜日より349人減りましたが、都の担当者は「減少傾向にあると評価するのは現時点では難しく、対策の継続をお願いしたい」と話しています。
また、感染が確認された11人が死亡したことを明らかにしました。

15日までの7日間平均は876.4人で、前週の112.9%と増加しています。

都の担当者は「1週間前の土曜日と比べると感染者数は減っているが、減少傾向にあると評価するのは現時点では難しい。772人は決して少なくなく、明確な減少につなげるために対策の継続をお願いしたい」と話しています。

772人の年代別は、10歳未満が26人、10代が56人、20代が234人、30代が135人、40代が125人、50代が97人、60代が44人、70代が30人、80代が23人、90代が2人です。

およそ59%にあたる454人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。モルディブへの渡航歴がある人が1人いたということです。

感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が181人で最も多く、次いで「施設内」が37人、「職場内」が37人、「会食」が14人などとなっています。

「施設内」では、8つの医療機関で患者8人と職員4人の合わせて12人が感染したということです。

これで都内で感染が確認されたのは15万1697人になりました。

入院者は 重症患者は 病床の状況は

15日時点で入院している人は前日と同じ2410人。
「現在確保している病床に占める割合」は43.1%となっています。

都の基準で集計した15日時点の重症患者は前日より1人増えて85人で、重症患者用の病床の22.8%を使用しています。

11人死亡 80代女性は変異ウイルス感染

都は、感染が確認された50代から90代の男女11人が死亡したことを明らかにしました。

このうち80代女性は、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

都内で死亡した人は合わせて1951人になりました。