東京都 「N501Y」変異ウイルス 検査の76% 感染確認

東京都内では、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスの検査で、およそ76%の621人が感染していたことが新たに確認されました。1日の発表人数としては、これまでで2番目に多くなっています。

東京都は14日、5月10日と11日に都に新たに報告があった分として、変異ウイルスの検査結果を発表しました。

それによりますと、▽10歳未満から90代までの男女620人と、▽年齢と性別が分からない1人の合わせて621人が、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたことが確認されました。

検査の対象になったのは821人で、確認された人の割合はおよそ76%です。

14日の621人は、1日の発表人数としては5月3日の649人に次いで、これまでで2番目に多くなっています。

621人の年代別は、▽20代が182人、▽30代が116人となり、20代と30代で半数近くを占めています。

また、感染経路がほぼ特定されているのは35人で、▽「家庭内」が21人、▽「施設内」が11人、▽「知人」が3人でした。

これで、都内で変異ウイルスの感染が確認されたのは合わせて5906人になりました。

また14日は、死亡した80代の男性1人が変異ウイルスに感染していたことが新たに確認されました。

変異ウイルスに感染して死亡した人は17人になりました。