自宅などで体調急変で死亡 4月は96人 前月の3倍に急増 コロナ

新型コロナウイルスに感染し、自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は、先月、全国で96人にのぼり、前の月の3倍以上に急増したことが分かりました。

全国の警察は、医療機関以外で亡くなった人などについて、詳しい死因を調べていて、警察庁によりますと、新型コロナウイルスに感染し自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は、先月、96人に上ることが分かりました。

前の月の31人に比べて3.1倍に急増しています。

都道府県別では、大阪が39人と最も多く、次いで兵庫が21人、東京が10人などとなっています。

また、60代以上が75人と78%を占めました。

新型コロナウイルスに感染して体調が急に悪化し、自宅などで亡くなった人は、去年3月から全国で少なくとも403人に上っています。

亡くなってから感染が判明したり、自宅療養中に症状が悪化しても、治療が間に合わなかったりするケースも相次いでいて、専門家は「体調に異変があれば、早めに医療機関や自治体の窓口に相談してほしい」と呼びかけています。