すかいらーくHD 3か月決算 18億円の赤字に 時短営業の影響

ファミリーレストランの「ガスト」などを運営するすかいらーくホールディングスのことし3月までの3か月間の決算は、緊急事態宣言に伴う時短営業の影響で、売り上げが落ち込み、最終損益で18億円の赤字となりました。

発表によりますと、すかいらーくホールディングスのことし3月までの3か月の決算は、売り上げが去年の同じ時期より25.3%減って648億円、最終損益は18億円の赤字となりました。

前回の緊急事態宣言で時短営業が続いたことなどが影響し、2013年に現在の会計基準に改めて以降、この時期としては初めて最終赤字となりました。

会見した谷真会長兼社長は「宣言後も厳しい状況に変わりはない。引き続き経費削減や既存店の強化など施策を積み上げて足元をしっかり固めていきたい」と述べました。
また、「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングスも同じ時期の決算で、最終損益が24億円の赤字と、この時期としては2年連続の最終赤字となりました。

相次ぐ緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に伴って今も多くの地域で営業時間の短縮やアルコールの提供が中止されていて、各社、厳しい業績が続いています。