小池知事 “人の流れ戻り 今の措置をさらに強める必要も”

東京都の小池知事は記者会見で「人の流れがまた戻ってきており、状況によっては強める必要もある」と述べ、感染状況が改善しない場合は、休業要請や、イベントの人数制限の要請といった都の今の措置をさらに強める可能性もあるという考えを示しました。

このなかで小池知事は、緊急事態宣言の延長後の政府の対応について「国は今回、かなり緩和の方向に動いた部分もあるが、現状を見るに締めていくべきところは締めていく」と述べました。

そのうえで「人の流れがまた戻ってきているのが現状であり、いかに抑えていくか、日々、判断する必要がある。状況によっては強める必要もある」と述べ、感染状況が改善しない場合は、休業要請や、イベントの人数制限の要請といった都の今の措置をさらに強める可能性もあるという考えを示しました。

一方、宣言の延長後も都が休業を要請している百貨店で、営業フロアを拡大する動きが相次いでいることについて、小池知事は「生活必需品の販売には休業要請を行っていないが、いわゆる高級衣料品などは生活必需品にあたらないと国から明確に通知されている。百貨店には、この趣旨を十分に理解のうえで協力をいただきたい」と述べました。