東京 多摩市 接種業務の職員約300人に先行接種 市長らは含めず

東京 多摩市は、新型コロナウイルスのワクチン接種の会場で受け付けなどの業務に当たる職員は医療従事者に準じる立場に当たるとして、該当するおよそ300人について医療従事者向けに配分されたワクチンの接種を進めています。

多摩市では、およそ4万3000人の高齢者について、まず今年度75歳以上となる人を対象に12日から公民館や民間の研修施設など3つの会場で集団接種を始めています。

これに先立ち多摩市では、集団接種の会場で訪れた人の受け付けや誘導、それに相談業務などに当たる職員は医療従事者に準じる立場に当たるとして、該当するおよそ300人について医療従事者向けに配分されたワクチンの接種を進め、すでに1回目を終えたということです。

多摩市の全職員はおよそ800人で接種したのはその4割近くで、市長や副市長は接種していないということです。

多摩市は「接種会場でのクラスターの発生を防ぎ、ワクチン接種を安全に進めるために必要と判断したもので、市民には理解してもらいたい」としています。