全国の自殺者数 4月は1799人で前年比292人増 特に女性は37%増

4月に自殺した人は全国で1799人で、去年の同じ時期に比べて292人増えました。特に女性の自殺はおよそ37%増加し、11か月連続で前の年を上回っています。

警察庁によりますと、4月に自殺した人は速報値で全国で1799人で、去年の同じ時期に比べて292人、率にして19.4%増えました。

男女別では男性が1192人と12.1%の増加、女性が607人と36.7%の増加となっていて、特に、女性の自殺は去年6月から11か月連続で前の年を上回っています。

また、都道府県別では東京が197人と最も多く、次いで埼玉が113人、大阪が112人、神奈川が88人などとなっています。

国は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などについて分析するとともに、民間の機関と連携し自殺を防ぐための対策を強化しています。

支援団体「専門の相談員が一緒に考えるから連絡を」

自殺対策に取り組んでいる東京都のNPO法人「ライフリンク」は、「特に女性は、コロナ禍で、仕事や家庭、子育てなどさまざまな場面で悩みを抱えやすくなっているのではないか。男性も含めて『生きることに疲れた』とか、『生活が苦しく、仕事がない』という人はもちろん、『どこに相談したらいいか分からない』、『漠然とした不安や悩みがあるがうまくことばにできない』といった人も専門の相談員がどんな支援を受けられるかを一緒に考えるので連絡してほしい」と呼びかけています。

相談窓口の連絡先

▼NPO法人「ライフリンク」
電話番号:0120(061)338
当面は、休日も含め、正午から午後10時まで相談を受け付けています。

▼厚生労働省も電話やメール、SNSなどで相談できる全国各地の相談窓口を、インターネットで紹介しています。

URLは「http://shienjoho.go.jp/」で、「厚生労働省支援情報」でも検索できます。

一部の窓口では、相談員がすぐに対応できないケースも出ています。

厚生労働省は「なかなか連絡がつかない場合も諦めず、ほかの相談窓口も探してどうか悩みや気持ちを伝えてほしい」としています。